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並木 ゆず葉

(2004年入社)

「コンプライアンス」を切り口とした

教育研修教材を制作している部署にて活躍中の、

“社会人歴=編集者歴”の並木社員。
管理職としてのマネジメントの話や

編集者としての熱い想い、

また、母として仕事と家庭の両立の話など、

様々な角度から第一法規の業務・働き方について

語ってもらいました!

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仕事は、「何をするか」も大切ですが、「誰とするか」も同じくらい大切だと思います。
第一法規には、一緒に働く人を尊重し、思いやり、成長を喜んでくれる人生の先輩がたくさんいます!
失敗を恐れずチャレンジし、仕事を通じて自分を高めたい、そんなあなたをお待ちしています!

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​\学生に向けて一言/

経歴

2004~2021年
税会計市場編集部門にて、法人税関係商品の制作を担当。


 
2021~現在
教育研修市場編集部門にて、企業及び介護業界向けコンプライアンス教育研修商品制作を担当。

​❁2012~2014年、
 2019~2021年は産休・育休

並木さん「らしさ」とは

経験なくして成長なし。

「きっとできる、大丈夫!」

​勇往邁進をモットーに、逆境もアハハと笑って乗り越える!

並木さんの
「カスタマーファースト」

制作者にとって

何よりのカスタマーファーストは、

より良い商品をつくること。
お客様に、「そう、これが欲しかった!」と喜んでいただける商品をつくりたい!
頭が沸騰するまで考えます。

目次

第一法規の編集部門とマネジメントをしている部署の概要について教えてください。

当社の編集部は、対象となるお客様ごとに部署が分かれており、各部署では、主として弁護士や税理士などの、職業専門家・プロフェッショナルな方に向けた商品を制作しています。
しかし、私が所属している部署では、「コンプライアンス」を切り口とした教育研修教材を制作していますので、職業専門家ではなく、企業の一般社員や、コンプライアンス担当者が読者対象となります。「法律の内容を隅から隅まで伝えていく」という方向性ではなく、「会社員として、何をしたらダメなの?」「どういった意識を持って仕事をするべきなの?」といったところをかみ砕いて伝えていかなければならないので、そのための「表現力」が求められる所に特色がありますね。
例えば、当部署で制作した『働くみんなの 事例で学ぶコンプライアンス』という、コンプライアンスの教育研修用テキストでは、読者に最も伝えたいことを各事例の末尾に「格言」として掲載しています。

『「これくらいなら」という気持ちが不正の始まり。「公」と「私」はきっぱりと線引きを』など、ぱっと目に入って読者の記憶に残る言葉を使い、「働くみんな」に、個人としても、会社としてもより良くなっていくために、どう行動すればいいのか、どういうマインドを持つべきなのかということが「伝わる」よう、表現することに注力し、商品を作っています。

他の部署に比べ、ユニークな形態で商品を作っているそうですね。

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そうですね。「編集職」というと書籍制作をイメージされる方が多いと思います。当部署の場合は、「手元に残せることが大事だよね」という考えから書籍(紙媒体)を選ぶこともありますし、ビビッと記憶に残すためにドラマ形式の映像を制作することもあります。あとは、本当に必要なことだけを漫画やイラストなどで簡潔にわかりやすくまとめた小冊子、SNSを使っての情報発信など、本当に様々です。「ユーザーが誰なのか、その人にとって、どういうものが使いやすく、学習効率が高いのか」などを考えながら、最適な媒体を選んでいます。

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自部署の仕事に対して、マネージャーとしてどのように関わっていますか?

商品を制作する際は、「一般社員に必要なコンプライアンスって何かな?」や、「どういった表現だと一般社員にとってわかりやすいかな?興味を持って見てもらえるかな?」ということを常に模索していますし、「コンプライアンス担当の方を、どうやったら支えられるか」ということを念頭に置いています。私自身も答えを持ち合わせていないので、メンバーと一緒に考えていこうというスタンスです。

あとは、メンバーは、それぞれ業務の担当がありますが、「何でも自分で考えて決めていかなければならない」となると孤独感もあると思うので、「いつでも相談しあいましょう!」という環境を作ることと、メンバー一人ひとりの能力が非常に高いので、背中を押して、よい波に乗っていけるようにサポートしていくことを意識して関わるようにしています。

マネージャーとして関わっていく中で、どんな時にメンバーの成長を感じますか?

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「今までこうやってきたから、今までと同じやり方でいいや」とか「こうやってねと言われたからこのままでいいや」ではなく、「より良くするために、こうやってみたいんです!」という意見を持って、メンバー同士で意見を交換し、よりブラッシュアップしたうえで実際に改善に向けて行動に移している姿には、お客様により良いものを届けたい、という向上心を感じ、各個人の成長とともに、部署全体としてもステップアップしていってることを実感します。
私は、社歴が長くなってきたということもあり、「こういうやり方をするもの」という思い込みがある部分が少なからずあるのかなと思います。なので、今をときめく若手社員には「もっとこういうことをしてみたい!」という気持ちを前面に押し出して、斬新な発想でどんどん新しいことにチャレンジしてほしいなと思います。

並木さんの「編集者としての誇り」について教えてください。

現在の部署に異動する前は、長い間税務の専門家向けの加除式書籍(※1)を担当していたのですが、その中に『DHC 会社税務釈義』(以下、『会社税務釈義』と略す)という、1964年発刊の歴史と伝統のある商品がありました。
税制は毎年変わっていくものなので、「発刊したら終わり」ではなく、どんどん内容をアップデートしていかないといけないんです。今年はここの部分に新しい章を入れた、でも来年はこっちに改正があって、こっちの部分にも大幅に手当をしなきゃいけない、そういうことの繰り返しなんですよね。
毎年の改正に基づいて、構成を変更する箇所や追加する内容を著者と綿密に打合せし、執筆を依頼するのですが、著者にとって、毎年改正される難解な税制をひもといて執筆することは本当に大変だと思うんです。でもある時、編集代表の先生から「『会社税務釈義』は自分の子どもみたいなものなんです。」というお話があって。それだけ深い愛情と思い入れを持って執筆・編さんしてくださっているんだなと思うと、編集者としてこの本を預かる責任を痛感しましたし、著者の思いの詰まった伝統のある商品の歴史の一端を担うことができたことは、私の誇りです。
そんな『会社税務釈義』も、2012年にデジタル化しまして、税務の専門家のための税務・会計データベース上に、『会社税務釈義Digital』として搭載されました。こういった新しい形になっていくことを見届けられたということも、すごくやりがいのあることだったなと思います。
当社は、『会社税務釈義』以外にも歴史のある商品が本当に多いです。そういった商品を後世に引き継いでいくために、どういう媒体にしてお客様に情報をお届けするのがよいのかを考えていけるような継続性があるのが当社の編集の特色なんじゃないかなと思います。出版したら終わりではなく、その商品の成長を見届けることができるというのは、当社だからこそだと思います。

※1…内容に変更が生じた場合に、その部分の頁のみを自由に追加・差し替えのできる書籍を「加除式書籍」という。
 

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今までの業務で一番大変だったことは何ですか?

過ぎたことは忘れてしまうので(笑)…最近のことになってしまいますが、やはり長年在籍した部署から今の部署へ異動したときは大変でしたね。上述の通り、異動前は、税のプロ、プロ中のプロに向け「税制の何もかもを解説する」商品を作っていましたが、異動後はガラッと変わって、法律に馴染みのない一般社員でもわかるように「難しいことをそしゃくて端的にわかりやすく」伝えることが求められたので、そのギャップに面食らって「これでいいのかな…」と自信が持てず、なかなかついていけない時もありました。ただ、一般社員が読者ということは、自分が楽しめないものは受け入れてもらえないだろうな、と思うようになって。そこからは「こうしてみようかな。」「いや、もっとこうしよう。」というイマジネーションが湧くようになりました。ただ、それでも自分が新しい商品を作ることになると、その構成や内容など「本当にこれでいいのかな…」と決断に迷う時はあって。そんな時に上長が、「まあとにかく思うようにやったらいいよ!」と背中を押し続けてくれたので、最後まで考え抜いて商品を完成まで持っていくことができて、大変だったけど改めてこの仕事のやりがいを感じることができました。

仕事と家庭の両立で心がけていることはありますか?

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仕事面だと、心がけているというよりは環境的な話になりますが、「今、自分はこの仕事を抱えています」ということを定期的に部署内で共有するような打ち合わせを設けていますし、1人で抱えなくていいんだよということが前提になっているので、「今日子どもが熱出しちゃいまして…」というような急なお休みの時でも、周囲が「進めておくことある?」とか、「じゃあ、これはやっとくよ」とか、自ら引き受けてくれたりといったことが、社内に当然のようにある文化、環境だからこそ、両立できているんだろうなって思います。
家庭内のことですと、夫とスケジュール調整をしあうことはもちろんですが、子どもも含めた家族全員に対し、今どういう仕事をしているとか、どういう大変さがあるとかを、やりがいも含めて話すようにしています。
先日、マネージャーが参加する1日がかりの大切な会議があって、その日は夫に子どもの送り迎えをお願いしていたのですが、朝、緊張している私を「会議頑張ってきなよ!」と、家族みんなで送り出してくれました。働くことはけして「楽(らく)」ではないけれど、私が「楽しんで」働いていることが伝わると、家族からの理解が得られやすいように思っています。

入社してからライフステージの変化(結婚や出産)があったと思いますが、その時の会社の対応などで印象に残ってることはありますか?

当社が温かみのある会社ということはおそらく社員のみなさんは感じていると思うのですが、私が第1子を妊娠した際、ずっと一緒に仕事をしてきた先輩に、「実は妊娠しまして」という報告をした時に、「おめでとう」よりも先に「嬉しいよ!」って言ってくださったんですよね。おざなりに「そうなんだ、おめでとう。」ではなく、 第一声がそれだったっていうのはすごく記憶に残っています。
産育休に入る時、第1子の時も、第2子の時も、「急いで戻ってこようとしなくていいんだよ。」と言ってもらいました。「人生の中で会社員として働く期間は本当に長いから、その長さを考えれば、1~2年お休みとるのなんて、ほんのちょっとの間なんだから。思いっきり、子育てに集中してきていいんだよ。」と。会社員としてだけでなく、個人として充実することも尊重していただけたこと、本当にありがたく思いました。
また、当社はそれぞれの人に合う働き方が
できる制度が整っているなと感じます。私の場合は、2回産育休をとって、その後は1日6時間の時短勤務をしていましたが、最近はリモートワークを活用しながらフルタイム勤務に復帰しています。それまでの働き方から変わるタイミングには、人事の方がちゃんと制度について説明してくれたので安心して休みに入ったり、復帰したりすることができました。子育てや介護など、人生の「壁」を感じることは、人それぞれあるのでしょうが、私は、なるべく辞めずに働きたいな、と思っています。せっかくやりがいを持って働いているのに、家庭の都合で途中棄権しちゃうのはやっぱり寂しいことじゃないですか。会社がそういう想いも汲みとってくれるんだなと思うと、精一杯、今自分ができることをしていこうという気持ちになれますよね。

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​とある1日のスケジュール

商品開発決裁に係る全社会議

お昼休憩

部会に引き続き、

メンバーと雑談・個別相談対応

​勤務終了

17:30

勤務開始

メールチェック

自部署商品に関連する法改正状況等の調査

部署メンバーの週次報告書のチェック

​部内ミーティング

WEB商品原稿校正

イラストレーターからあがってきた

ラフ案のチェック

9:00

10:00

11:00

12:00

13:00

15:00

16:00

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